現在 新型コロナウイルスを発症した感染者が散発的に認められています。
2月24日の専門会議をふまえた政府ウイルス対策基本方針が25日厚生労働省から基本方針が発表されました。
それをふまえよりわかりやすく具体的な受診方法と皆様が取り組んでいただいていてほしい3つの行動指針が国際感染症センター長 大曲貴夫先生のアナウンスが同日のNHK視点論点で発表されましたのでそれをふまえ皆様に周知できればと思います
発表要約>
春節で中国より日本に来た観光客の方に新型コロナウイルスに感染した方がおられ、その方から感染した2次感染を起こした方々が現在発生しています。
しかし一部でこの2次感染を起こした方から感染された方がいらっしゃること、横浜に停泊しているクルーズ船の中で起こったアウトブレイクのため現在関東近郊の感染症認定医療機関にはすでに負荷がかかっています。
感染のアウトブレイクをおさえ多大な医療資源とマンパワーを必要とする重症肺炎患者さんの救命、安定した医療の維持に皆様のご協力をお願い申し上げます。
<新型コロナウイルス感染症が疑われる場合の医療機関受診方法>
相談先は
〇各自治体に問合せ
〇厚生労働省の相談窓口に連絡 (9時~21時まで)
0120-565653 電話
03-3595-2756 Fax
↓
医療機関に受診した方が良いか判断します。加えてより専門的な医療機関での受診が必要と判断される場合は各都道府県に設置されている帰国者接触者外来に紹介してもらうことが可能です
↓
紹介を受けた専門医療機関で新型コロナウイルス肺炎と診断された場合は、適切な病院に入院となります(感染症法で定められた医療機関)
<今から取り組める注意しなくてはいけないポイント3つ>
現在一人の患者さんから多くの方への感染を起こす「場」を作らないことが重要です
1 かぜのような症状がある場合は必ず休む
しっかりと休養をとり体調を整えるとともに新型コロナウイルスは軽症の
時でも人に感染させることがあることを理解すること
2 急いで行う必要のない集まりは延期する
お互いの距離をとることが出来ないところにたくさん人がいるときに感染した一人から
多くのひとに感染させることがわかっています
特にこの数週間このような対応をすることが重要です
3 あわてて医療機関に直接行かない
心配なのは十分理解できますが、パニックになって医療機関に押し寄せると医療提供が
破綻します
まず基礎疾患や年齢などいろいろな場合がございますが
普通のかぜ症状のピークは3-4日です。それを超えても熱が下がらない対象が良くな
らない時は上記相談窓口やかかりつけ医に御相談のうえ受診して下さい
ご高齢の方や基礎疾患のある方 免疫力が低下した方 妊婦の方はかかりつけ医にも
ご心配であれば御相談下さい。
参考番組 NHK視点論点 新型コロナウイルスに関する医療の現状と課題 大曲貴夫先生